喘息は知らない間に発症していることがあります

喘息(ぜんそく)の症状がなくても、気道が炎症を起こしているかもしれません

写真:女性のイメージ

十条堀江クリニックの患者さんの中に、毎日を健康に過ごしていると思っていたのに、いつのまにか喘息(ぜんそく)になっていた……というケースがあります。

今のところは喘息(ぜんそく)の症状などは見られず、喘息(ぜんそく)への不安もまったく感じないまま毎日を過ごされている方の中にも、喘息(ぜんそく)にかかってしまっていることもあります。


そもそも喘息とはどんな病気?

写真:喘息のイメージ

喘息(ぜんそく)は、気道が炎症によって狭くなり、空気の通りが制限される病気です。

喘息(ぜんそく)にかかった気道は炎症により、たばこや冷たい空気などの刺激に過敏になっており、症状が起こりやすくなります。 気道が狭くなっているために、ちょっとした刺激でも息苦しくなったり、咳込んだりしてしまうのです。


しかし、気道が炎症を起こしていても、症状が軽い場合やまったく症状が出ない場合もあり、喘息
(ぜんそく)になっていたとしても気付かないこともあるのです。

そのまま炎症を放っておくと・・・

写真:苦しむ男性のイメージ

気道が炎症を起こしているということは、気道がアレルゲンにより慢性的に刺激を受けている状態のこと。

炎症を放っておくと、気道は炎症と自己修正を繰り返し、その過程で気道の粘膜に変化が起こり、気道の壁が厚くなって狭くなったまま元に戻らなくなってしまいます。
そのため、早期治療が重要なのです。

また、少し症状がよくなった患者さんの中には、自分の判断で治療を中断したために、炎症のコントロールが不十分になり、以前より重症になったケースもあります。
症状がなくても気道の炎症と狭窄は慢性的に続いていると考え、発作や症状がないときでも医師の指示があるまでは継続的な治療を続けましょう。

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